コラム

施設介護と訪問介護の違いとメリット・デメリット

皆さんは「施設介護」と「訪問介護」の違いをご存知でしょうか?

また、自分により合った環境で働くために、これから介護業界に入る方も、既に介護業界にいる方も

施設介護と訪問介護の違いや、それぞれのメリット、デメリットを把握しておきましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

施設介護と訪問介護の違いとは

施設介護とは、特別養護老人ホームや介護老人保健施設などの施設で提供される介護サービスのことです。

訪問介護との大きな違いは高齢者の方が自宅ではなく、施設で生活していること、サービスを提供する利用者の方の人数が多いことです。

 

訪問介護とは、介護を必要とする高齢者の方の自宅に訪問し、入浴や排泄、食事などの日常生活における介護や洗濯や掃除などの家事を行い、生活を全面的に自宅でサポートをします。

 

また、訪問介護では基本的に一人のヘルパーが利用者様の自宅を訪問し、一人の利用者様に対してのみサービスを提供します。

その一方で施設介護は、複数の利用者様に対して数名の職員で対応し、施設での夜間勤務もあります。

 

 

施設介護と訪問介護のメリットとデメリットを比較

<施設介護>

〇メリット〇

 ・周りにスタッフが大勢いる(看護師含め)から相談しやすい、緊急時でも安心

 ・情報共有が楽

 ・ルールが決まっている

 ・体調不良などで他のスタッフに代わってもらいやすい

 

△デメリット△

 ・スタッフ間の人間関係

 ・11人を丁寧に見ている余裕がない・あわただしい

 ・夜勤がある

 ・介護度が高い人が多いから肉体的にきつい

 ・残業が多い

 

<訪問介護>

〇メリット〇

 ・11人にじっくり向き合える・集中してできる

 ・自分のペースで仕事ができる

 ・夜勤がない

 ・自分で判断する経験がつく

 

△デメリット△

 ・緊急時に不安・頼る人が周りにいない

 ・シフトが直前にならないと確定しないため、予定が立てにくい

 ・家ごとに違うルールがあるので大変

 ・利用者の情報交換がしにくい

 ・担当スタッフが固定の場合休みにくい

 

 

施設介護と訪問介護のメリットとデメリットを比較

 <民間施設>

  介護付き有料老人ホーム

 ・要介護者のみが入居できる「介護専用型」

 ・自立・要支援と要介護の方を対象にした「混合型」

  ↳身の回りのことが自分でできる自立状態であることを入居条件とした「入居時自立」もある

  入居金を払うことでその施設を利用できる権利が得られる「利用権方式」を採っているところが多いです。

 ◇サービス

  食事サービス、清掃・洗濯などの生活支援サービス、入浴・排せつ介助などの介護サービス、リ

  ハビリ・機能訓練、レクリエーション・イベント等のア クティビティなどが入居者の状態に合わせて提供

 

 住宅型有料老人ホーム

 自立・要支援・要介護の方が入居できる。

 介護が必要になった場合は、訪問介護や通所介護などの在宅サービス事業所とサービスごとに

 入居者個人が契約をして介護サービスを受ける。

 ◇サービス

  食事サービス、清掃・洗濯などの生活支援サービス、医療機関提携・緊急時対応などの健康管理サービス、

  レクリエーション・イベント等のアクティビティなどが受けられる施設

 

 グループホーム

 要支援2以上で原則65歳以上の認知症高齢者で、施設がある自治体に住民票を持つ方が入居できる施設

 ◇サービス

  59人を1ユニットとする少人数で、専門スタッフから介護サービス、機能訓練等を受けながら、料理や掃除などの家事を分担し

  共同生活を送る重介護や医療ケアが必要になった場合は退去しなければならないケースがある。

 

<公的施設>

 特別養護老人ホーム

 公的な介護保険施設で、入居基準は要介護度3以上

 看護師は、日中はいますが夜間配置の義務はないため、医療ケアを常時(夜間も)必要とする方の対応は難しく、

 入居不可となるケースもある。

 入居の順番は申し込み順ではなく、介護度以外に家族状況なども考慮して必要度が点数化され、緊急度の高い方が優先。

 ・部屋のタイプがユニット型個室となっている「新型」

 ・従来型個室・多床室からなる「旧型」

  ◇サービス

   食事・入浴・排せつ介助などの身体介護、清掃・洗濯など日常的な生活支援、リハビリ、レクリエーションなどの介護サービス

 

 介護老人保健施設(老健)

 病院と自宅の中間的な位置づけで、退院後すぐの在宅生活が難しい要介護1以上の方を対象に、在宅復帰を目指す介護保険施設

 ◇サービス

  食事・入浴・排せつなどの身体介護、医師・看護師による医療的管理、理学療法士などによるリハビリテーションなどが提供

 

 介護療養型医療施設

 医学的管理が必要な要介護1以上の方を対象にした介護保険施設

 ◇サービス

  食事・入浴・排せつなどの身体介護、医師・看護師による医療的管理、理学療法士などによるリハビリテーションなどが提供

  入居者100人に対し3人の医師が配置される医療機関で、たん吸引、カテーテル、経鼻経管栄養といった医療的ケアが充実

 

★主に自立状態の方を対象にした施設

<民間施設>

 サービス付き高齢者住宅(サ高住)

 60歳以上の方が入居でき、有資格者の相談員が常駐し、安否確認と生活相談サービスが受けられる住まい

 介護が必要な場合は在宅サービスを利用

 「特定施設入居者生活介護」の指定を受けているところは、介護が必要になったらそこのスタッフから介護サービスや

 生活支援サポートを受けることができ、介護付き有料老人ホームと同様のサービスが提供

 

 健康型有料老人ホーム

 自立状態の高齢者を対象とした、食事サービスが付いた高齢者施設

 温泉やスポーツジムなど、お元気な状態の維持を目的とした設備が充実しており、居室は1LDK2DKなどの間取りで、

 バリアフリーでバス・キッチンがついている

 介護が必要になった場合は契約解除し退去しなければなりませんが、介護を受けられる施設が隣接しているところもある

 

 

以上のように訪問介護と施設介護、それぞれにメリットとデメリットがあります。

 

どちらが良い、悪いはありませんが、自分にあった働き方を実現するために、

それぞれのメリットとデメリットを参考にして転職に活かしてみて下さいね(^^)/